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ロマンとソロバンの両立にはシニアの存在が不可欠

今年も早いもので年末を迎えた。
弊社と私にとってどんな1年だったかと質問されれば、
それは、シニアに始まりシニアで飛躍させていただいた年であると答えるだろう。
実際、多くのシニアの方々と新たな出会いがあり、
とても多くのビジネスや社会活動の機会を持たせていただいた。
そして、この勢いは来年以降もさらに加速しそうである。

 

     

ちょうど昨年の今頃「もし波平が77歳だったら?」を上梓した。

この本がキッカケとなり、時には本がメッセンジャーとなり、思いがけない展開で
多くの方と新たなるお付き合いが始まった。
70歳を超えてバリバリに活躍されている販売コンサルタントの方は、
書籍を読んで問い合わせいただき、今、海外ビジネスにおける重要パートナーとして
協業活動している。

 

達人の方との仕事は学びとともに緊張感も高まる。社員の教育にもありがたい。
また、20年近くお付き合いしているシニアの方が、
60歳後半の私立大学の教授に波平本を紹介頂いたことがきっかけで、
新たなお付き合いが始まった。

そして、いままで私が体験したことのない、死生観の専門領域にまで関心が広がった。
この方の主催のフォーラムで人間らしさをテーマに話をする機会をいただいたときには、
テーマの深さと重さから生まれる緊張感から必死に考え、書籍などで学習もし、
準備を念入りにした。
ともすれば、マンネリがちになる講師活動。とても新鮮な気分であった。
そして、この書籍に登場する方々からも実際に多くのご縁をつないでいただいた。
本の存在はちっぽけなものだが、水面に広がる波のように波及する様は、
驚きでもあり喜びでもある。フィーリングが合う方からのつながりはとても速い。
 
会社経営を始めて23年目になるが、
年を経るにつれて、つくづく経営というのは人のご縁によって成り立っているものだと
感じる。今年ほどそれを実感した年はなかった。
先日もこんなことがあった。
ちょうど1週間前、弊社のシニアビジネスパートナーの方の紹介で、ある勉強会で
「IoT社会と人間らしさ」をテーマに話をさせていただいた。
参加者は医者や士業の方々で、私が普段お話しする相手ではないが、楽しくお話ができた。
その後の懇親会では驚きのご縁の連続である。

 

 

 

私の高校の時の先輩がいたり、私の親友の部下がいたり、思いがけず繋がりをつくらせて
いただいた。少し早いクリスマスプレゼントを頂いた気分で、次の日からベトナムに
ワクワクしながら飛ぶことができた。
まだ年末まで2週間もあり、この勢いでいくと、まだまだ今年は終わりそうもない。
大晦日までさらなるご縁が広がりそうである。
 
シニアの方々とのこのワクワク感とスピード感の共有の源は何かと最近時々考える。
一言で言えば、ロマンの共感だと思っている。
経営者に限らず、シニアの方は、長年の人生経験と生きざまがとても魅力的で、
出会う方が皆、社会のことや地球のこと、子供たちの未来のことを真剣に考えている。
シニアの人間らしさがロマンの源泉でもある。
シニアで共感する人は、社会的なことへの関心が強い方ばかりである。
具体的な関心は環境や教育、農業など表現の仕方も様々あると思うが、
ビジネスの視点で言えば、ロマンとソロバンの両立だと思う。 

  

私もここ最近は、この志を真剣に追いかけたいと思っている。
たまたま、会社経営を23年やっていると、必死でもがきながらやっている最中は
思わないものだが、時々振り返るとその当時の自分の未熟さであったり、
気持ちの焦りが鮮明に反省として脳裏に蘇る。
創業して10年近くになろうという時のことだ。
経営をして10年といえば一区切りの合格ラインと言われる年数だ。
本当は少しは自信を持ってもよい時期なのだが、私は反対だった。
40を過ぎた時でもあり、23年の社長業の中では、

とてもテンションが下がっていた時期があったと今にして思う。
今から振り返ると40歳は自分が勝手に人生の折り返し地点と決めていて、
創業時に40歳になるまでには、達成しようと持っていた目標がいくつかあり、
その一つも達成できていない自分に失望していたのである。
しかも、40歳を超えてしまったとの焦りと失望感で低調な気分になっていたと思う。
今から振り返るとなんと若気の至りだろうか。40歳なんて中学生ぐらいの感覚だ。
定年まじかの波平は54歳と思い込んでいて、その人生の残りの少なさから
焦っていたのだろうと思う。
 
この少々落ち込んでいた時期に、最初の会社の不動建設時代の先輩が、
「宮本武蔵」を読んだらとすすめてくれた。
このころ、初めて座右の銘を意識しだした頃でもある。
座右の銘はと今でも聞かれることはめったにないが、聞かれれば、こう答える。
 
「我、ことにおいて後悔せず」
 
それは、人生で後悔したくないからである。
もうひとつ、私が創業時から意識的に使ってきた言葉がある。
それは「何かを始めるのに遅すぎることはない」だ。
日本地図を作った伊能忠敬の話がよく事例に出てくる。
その当時の寿命から考えると、50歳を過ぎてから全国行脚して、地図を作成するなど、
常人のすることではない。驚きだ。
後になってから気づくのだが、人間若いうちはとにかく急ぎたがる。
今は、何かを始めるのに遅すぎることはない。
このことを毎日のように実感させていただけるシニアの方との接点がある。
シニアの方とお会いしていると本当に気が楽になる。
 
私の54歳は世間ではおじさんだろう。
同年代には孫がいるひともいる。
でも、シニアの方との相対では大学生ぐらいの気分になれるのである。
10歳も20歳も上の方々とお会いする機会が劇的に増えてくると、
30代の始めに起業した時の気分に戻ってくるのである。
何かを始めるのに遅すぎることはない。
「我、ことにおいて後悔せず」である。
これを実践されているシニアの方の刺激は強烈だ。
私が目指したい姿でもある。
皆さん、共通していることはお元気であること。
そして気持ちが若い。
さらに、今から始まること、始めることににワクワクしている。
これからの日本や世界には、シニアにしかできない社会貢献やビジネスは山のようにある。
そこには「ロマンとソロバン」の両立が不可欠である。

しかし、シニアの方々ならばこのバランスをとることができる。
特に、シニア起業家の方は、明確に社会のため、人のためが軸にあり、
話していて勉強になるし楽しい。

 

 

  

逆にいえば、この分野はシニアの存在が不可欠である。
まさに、これからの時代はシニアが牽引していくのである。
来年早々には、シニアジャンプ.COMをオープンする。
とても楽しみなことの一つである。 

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