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現地の信頼できるパートナーを探したい

ブログの更新は久々になるが、その間もアジアを駆け巡る毎日だった。
日本から見たアジアビジネスは盛んになる一方で、
この数ヶ月も多くの日本の経営者にお会いしている。
アジアへの進出の目的はさまざまである。
その中でも、現地の方との出会いを一義に大切にする方も多くなってきた。
私は、こういう方は大歓迎だし、積極的にお手伝いできることがあれば
したいと思う。
2月に上梓した『だから中小企業のアジアビネスは失敗する』の
一節を下記に引用させていただく。

■パートナーを見極めよ

アジアビジネスは未知なる国への進出である。
事前にどれだけ準備をしていこうとも、不安は誰もが当然感じるものだ。
もちろん、ベトナムで現地法人の設立を決めた15年前の私も同じだった。
それでも未開の地へと一歩踏み出したのは、
現地を良く知り信頼できるパートナーがいたからだ。
上記は私の例であり、パートナーとは一言ではくくれないほど種別があろう。
日本人で現地に詳しいビジネスパーソン・法人、外国人のパートナー、
現地で出会う経営者たち。いずれもパートナー候補である。
これらを段階的に、どこからつながっていくかという決まりはないし、
重要視するポイントもそれぞれ異なるだろう。
ジェトロや商工会議所、大使館などの現地に入っている日本機関も
パートナーではないが、頼れる存在である。

ただし、最も気をつけたいのが日本から出ずに
実際に現地を見ているとは思えない話をする人だ。
データで現地を俯瞰できた気になっているだけでは変化の多いアジアにおいては心もとない。
日本の大手メディアの情報も現地に常時駐在しているスタッフがいるわけではないことのほうが多い。
それよりはアジアに実際に足を運んで、自分の目で見たものを伝えてくれる人と
一緒にビジネスをしたいと思わないだろうか。
そして、ベトナムやカンボジアなどの現地の人々の目線も貴重な情報である。
アジアに住まう彼ら自身の感覚はビジネスを進める上で大変頼りになる。
しかし、これを得るためにはビジネスパーソンである以前に、
本当に彼らから信頼される一人の人間でなければならない。
“NATO”、またはその予備軍であってはいけないのだ。
この点は重々、肝に銘じていただきたい。
もし現地の経営者と同じビジネスの土俵に上がるのであれば、
公私共に密な付き合いをしていくとよい。
ビジネスにおいては、たとえ相手が専門的でなかったとしても、
彼らのネットワークから思いもしない人脈に繋がる可能性もある。
アジアの経営者ネットワークは日本人の想像以上に国や地域を股にかけている。
よきパートナーにめぐり会うには、まず自分が体当たりでビジネスをする構えでいることだ。
人と人の繋がりで国境、国籍を超えて繋がっていく時代である。

  

本気の姿は、言葉が通じなくとも相手に伝わる。
ビジネスは結局、何をするかも大切だが、『誰とするか』がより大切である。
どこの国の人かが重要なのではなく、一緒に仕事をしたいと
相手に思わせることができるかどうかだ。
ビジネスだけでなく、時には一緒に思い切り遊ぶ。お酒を飲んだり、ゴルフをする。
誘われて郊外の農地や山奥に行く。
結婚式に呼んでくれた社長もいる。お葬式に呼ばれたこともある。
公私ともども腹を明かして付き合える人を現地で見つけよう。「鬼に金棒」である。

  

こんなことを書いておきながら私が言うのもなんだが、
本気で現地でしばらく住み着いてみたいと思う今日この頃。
一人でも二人でも本気で一生付き合える友人が現地に出来れば、
これは本当に幸せなことだとつくづく思う。

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