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ベトナムの若い女性から見た日本はどんな国?

百聞は一見に如かずベトナムや東南アジアに詳しくなる前は
私も自分がどれだけ固定観念、思い込みに
縛られていたかを何度も実感している。
ベトナムも小さい国と思いがちだが、
それでも日本とほぼ同じサイズである。
人口も9000万人を超えていて、将来は日本の人口と並ぶだろう。
南北に長く64省あり、
四季がはっきりしている日本ほどではないにしろ
ベトナムもその気候風土は多様である。
ベトナム全土を廻りたいが、それはまだ随分先のことになると思う。
日本国内にしても、私は、人生半世紀を超えた昨年にしてようやく
47都道府県すべてを訪れることができた。
それでもまだまだ、日本国内ですら知らない地域、場所だらけである。
知れば知るほど知らないことを知る。
そう実感する。

過去2回のブログでお伝えしたように、
3人のベトナムの若い女性が初めて日本を訪れた。
弊社が昨年11月のカントーのフェスティバルで
選考したベトナムの観光大使の女性2名と、
弊社のベトナム在住の女性スタッフの1名である。
道中想定外のアクシデントもあったが、
皆、初めての日本に感動しさまざまな体験をして無事、
ミッションも終えて先週ベトナムに帰国した。

彼女達は子供の頃から日本が憧れであったという。
どんな風に彼女らの目には映っただろうか。
日本の渡航日が近づくにつれ、ワクワク感も募ったことだろう。
あれも見たい、これも見たい。
そして、友達や家族からたくさんの買い物の依頼もあっただろう。
期待感と若干の不安もありながら日本を訪れたようだ。
約1週間で東京→山梨→新潟→富山→東京と短期間で踏破する。
私も観光以外の全行程を共にしている。
今回の視察・観光コースの旅は私にとっても初めてのコースだった。

まだ春先ということもあり、寒暖差の激しい中、
彼女らが一番苦労したのは体調管理だったと思う。
途中風邪をひいてしまったのはかわいそうだった。
初めての来日の緊張感の中、連日の移動の疲れも重なったようだ。
ベトナムでは体験できない、新幹線、バス、電車を
駆使しての時間刻みの移動。
日本人でも疲れるだろう。
そんな中、更に想定外のことも重なった。
日曜日の新潟から富山までの移動は、
彼女たちには特にこたえたと思う。
この日は、朝から春の嵐が吹き荒れた。
昼間に新潟から富山に移動予定がとんでもないことになった。
強風のために予定の便がキャンセルとなり、
ようやく乗れた夕方発の便は途中で停車。
電車の中で待つこと合計約4時間。
なんとか、富山の南砺市の目的地のホテルに
たどり着いたのが真夜中である。
初めての日本で、電車が強風で立ち往生。
私にとっても初めてなのだから、こういう経験は、
彼女らにとっても貴重というか驚きの体験になったかもしれない。
8時間の珍道中。
私と彼女ら3人で約8時間過ごしたことになる。
地方の人たちは、駅や電車の中で待機中の私達一行を
不思議な目で見ていたのがとても印象的だった。

さて、彼女らが感じた日本はどうだっただろうか。
彼女らにまとめてもらった感想から抜粋する。

・日本へ行くことは小さいときからの夢だった。
 その機会をもらえて本当に嬉しい。

・色々な店の店員が笑顔でてきぱきとサービスしていた。
 最初に感銘したことは成田空港での女性職員の対応だった。
 とてもすばやく正確。プロの動きだった。
 日本人の働き方は大勢の人にとって見習うべき例だと感じた。
 小さな小売店やレストランでさえ、日本人は、感謝の気持ちを持ち、
 丁寧に、そして笑顔でプロらしく働いていると思った。

・次に印象的だったのは日本の素晴らしい環境。
 東京でさえも空気がフレッシュだと感じる。
 道路もきれいに整備されており、ゴミもない。
 東京だけでなく、地方の道路もいたるところが、美しい。

・山梨で富士山を実際に自分の目で
 見ることができたことが忘れられない。

・日本のご飯がおいしかった。
 てんぷら、お寿司、味噌汁など、日本食の大ファンになった。

今までも、ベトナム人に限らず多くのアジアの人に
初めて日本を訪問した時の感想は何回も聞いたことがある。
その感想には共通点がある。
「美しい」「機能的で便利」「親切である」といった言葉が並ぶ。
しかし、今回のように初めての日本で、
いきなり大都会東京と地方を同時に巡ることは少ない。
しかも、ビジネスミッションも兼ねていたので、単なる観光とは違う。
とても貴重な経験ができた訪日であろう。
この彼女らの見たまま、感じたままの日本が
ベトナムに伝わると良いし、
ずっと、ファンになってほしいと思う。
そして、友人や知人などに積極的に伝えてほしい。
いままでベトナム人は、近隣のタイやシンガポールに目が行くし、
実際に旅行に行く人も多い。
そうすると自然とファンになる。
それに比べると日本は遠い国だった。
しかし、最近は、少しずつ変化が出てきた。
彼らに来てもらうだけでなく、
日本人も多くの人がベトナムに行くと良い。

弊社は、昨年は映画づくりにも参加した。
新潟をテーマにした作品であり、この映画のおかげで
新潟とベトナムの親密度合いは日増しに加速している。
次は、ダナンとの連携で映画づくりができればと画策中だ。
スクリーンツーリズムはこれからが本番になるだろう。
しかし、本格的な映画づくりはコストもかかるし、時間もかかる。
素人目線でのツーリズム映像は若者に対しては効果的なはずだ。
今回のような観光大使に多く来日してもらい、
若者同士が仲良くなるきっかけとしたいと考えている。

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