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BRAIN NAVI1号 近藤昇コラム「後世に何を残していけるか? 改めて考えてみませんか?」

第1回 「後世に何を残していけるか? 改めて考えてみませんか?」

BRAIN NAVIをリニューアルして再度発刊していく形となりました。弊社の広報誌として皆さまに
お届けしていましたが、休刊しておりました。この度、電子版としてリニューアル発刊するにあたり、
皆さまに弊社の動きをわかりやすくお伝えできればと思っております。そこからお互いにビジネス
として発展していければ幸いです。

さて、弊社はここ数年、幅広いビジネスジャンルに関わる機会を得ました。経済産業省からクール
ジャパン戦略推進事業を受託し、徳島県および北海道の物産をホーチミンに展開するべく 、現地に
『日本物産館』をオープンさせました。このことが、私たちと日本のさまざまな地方を結びつける大き
なキッカケとなりました。

日本の地方の自治体、企業関係者とアジアへの展開をひざを詰めて話をしていると、地方こそ
日本の抱える問題の縮図であると実感できたのです。少子化による労働力不足、市場の縮小、
事業承継問題等々・・・。これは日本において企業経営に関わる者すべてに突きつけられている
大きな大きな課題と認識できます。しかし、その深刻度は東京や大阪といった大都市圏で日常を
過ごしている身とすると、想像以上のものでした。

中小・中堅企業の経営支援を展開する私たちは、この厳しい現代社会の実情から目を背けることは
できません。特に中小・中堅企業の経営環境は、この激変する日本の社会に適応していかなければ
生き残ることはできません。短期的な利益ばかりを求める経営では、日本の将来は荒廃します。課題
山積の現代日本の中で、いかに問題解決を図りながら、中小・中堅企業が日本で、そしてアジアで
輝けるか。そして、そのことが私たちの後世に何を残していけるのか。今秋にはベトナムにおいて、
次世代経営者育成塾もスタートさせる予定です。皆さまと改めて、日本の将来を考えていきたいと
思っています。

-竜の絵に最後の瞳を描き入れたところ竜が昇天した

この中国の故事にならい、私たちも中小・中堅企業の経営支援において、最後の瞳を描きいれる
役割を果たしていきたいと考えています。厳しい環境の中でも、昇竜の如く輝く中小・中堅企業の
ご支援にまい進していく所存です。